金沢
2026年09月22日
JBC目指すアウトレンジが負けられない「白山大賞典」(金沢競馬)
シルバーウィーク期間中は月、火曜日の2日間連続薄暮開催で行われている今週の金沢競馬。22日(休・火)は金沢で唯一のダートグレード競走「第46回白山大賞典JpnIII」(金沢競馬場2100メートル)が第11レースで争われます。今年はJRAから5頭、兵庫から3頭、高知から1頭が参戦してきましたが、どの遠征馬が勝っても不思議ではない激戦ムードになっています。
JRA勢でまず注目を集めるのは◎1 アウトレンジ(牡6、大久保龍志厩舎)です。これまで浦和記念JpnII、平安ステークスGIII、名古屋グランプリJpnIIとダートグレード3勝を飾っており、帝王賞では2年連続2着と悲願のJpnI制覇へあと一歩のところまで来ています。帝王賞JpnI後はここ目標に8月下旬から栗東の坂路コースとウッドチップコースで追い切りを重ねて乗り込まれており、約2カ月半ぶりでも太め感はなく仕上げられています。グレード別定戦のため最も重い59キロを背負うことになりますが、11月3日のJBCクラシックJpnI(金沢2100メートル)制覇を目指すためにも、同じ舞台のJpnIIIで底力の違いを見せつけたいところ。
打倒アウトレンジの一番手は兵庫から参戦の○6 オディロン(牡7、森澤友貴厩舎)です。元中央4勝馬でオープン特別を勝ち上がることはできませんでしたが、一昨年の冬に兵庫へ移籍してから自信を取り戻し、今年3月のダイオライト記念JpnIIで差し切り勝ちを決めてダートグレード初制覇を飾りました。続く名古屋グランプリJpnIIでは直線先に抜け出したアウトレンジとたたき合いクビ差2着と、改めて地力の高さを証明しました。暑さに弱いためその後は放牧に出されましたが、早めに帰厩して8月下旬から追い切りを時計をマークし、急ピッチで乗り込まれています。こちらも目標はJBCクラシックJpnIですが、ライバルに競り勝って本番に臨むことができれば大きな弾みになりそうです。
JRAの▲12 ホウオウルーレット(牡7、栗田徹厩舎)はシャープな末脚を武器に昨秋にシリウスステークスGIIIと浦和記念JpnIIを連勝しています。今年は川崎記念JpnIで4着、名古屋グランプリJpnIIで7着と末脚不発が続いていますが、美浦の坂路とウッドチップコースで乗り込まれて鍛え直された今回は巻き返しが考えられます。アウトレンジが逃げた馬をかわすのに手こずり、直線の追い比べ勝負になるならゴール前突き抜けるシーンがありそうです。
高知の△11 ユメノホノオ(牡6、田中守厩舎)は今回で3回目のダートグレード挑戦になります。前走の名古屋グランプリJpnIIでは4着でしたが、直線に向いてから矢のように伸びた末脚は目を引きました。コンビを組む吉原寛人騎手にとっても地元の白山大賞典JpnIIIを勝つのは悲願で、手綱を握る手に力が入ります。
兵庫の△8 ダンテバローズ(牡6、新子雅司厩舎)はトライアル戦のイヌワシ賞を制しての金沢再登場です。地方で行われるダートグレードには初参戦となりますが、兵庫に転入してから4戦4勝の負け知らずの勢いから全国区を相手にいきなり善戦しても不思議ではありません。
(文/中部地方競馬記者クラブ)