金沢
2026年10月06日
地元同士でルージュミラージュが負けられない「金沢クイーン賞」(金沢競馬)
日、月、火曜日の3日間連続で行われている今週の金沢競馬。10月6日(火)は最終第11レースの発走時間が18時45分の薄暮開催になります。メインレースは昨年から重賞に格上げされた3歳以上牝馬による「第2回金沢クイーン賞」(金沢競馬場1500メートル)で、昨年まではグランダム・ジャパン古馬秋シーズンの読売レディス杯へのトライアル戦でしたが、今年は施行時期が夏から秋に変更されたため、11月29日に行われる東海・北陸交流の徽軫(ことじ)賞(1400メートル)へつながる一戦となりました。
注目を集めるのは◎8 ルージュミラージュ(牝4、佐藤茂厩舎)です。中央3勝クラスから転入後2連勝で加賀友禅賞(1500メートル)を逃げ切った快速馬で、地方全国交流の読売レディス杯(1500メートル)でも期待されましたが、終始砂が深いコースの内めを走らされる不利もあって7着に敗れました。しかし前走のA1a組(1700メートル)では、逃げたハクサンツキミテイを手綱を抑えたままでかわして直線先頭へ抜け出す快勝劇を演じて、再び走力の違いを見せつけました。前走後はここ目標に調整され、10月2日に行われた本追い切りでは主戦の栗原大河騎手が跨がって4ハロン50秒を切る好時計をマークしました。ここに来て状態はピークを迎えており、地元の牝馬同士なら負けられないところです。
施行時期が夏から秋になったことで、3歳牝馬が参戦しやすくなりました。まず○6 スターキャンディ(牝3、金田一昌厩舎)は前走のサラブレッド大賞典(2000メートル)で、逃げ切りを図ったアメジストロードをゴール前でかわして重賞初制覇を飾りました。今春に中央未勝利から転入してきていきなり3連勝を飾り、兼六園スプリント(1500メートル)で3着、金沢城鼠多門賞(1900メートル)で2着と3歳重賞で惜しいレースが続いていましたが、ついに待望の初タイトルを手にしました。追い切りでは相変わらず気の悪さを見せていますが、レースになると集中力が増すタイプで、今回も名古屋から駆け付ける望月洵輝騎手が勝負強さを引き出すことができれば、古馬相手でも好勝負できそうです。
▲7 グリーゼ(牝3、中川雅之厩舎)も巻き返しが期待されます。3歳三冠が期待された前走のサラブレッド大賞典は4コーナー手前で手応えがいっぱいになり5着。見せ場はつくりましたが、3カ月ぶりの休み明けで急仕上げだったのは否めません。ひとたたきされたことで追い切りの動きも上向いており、仕掛けてからの加速力がアップしています。1500メートルはやや短い気もしますが、ルージュミラージュに終始食い下がっていければ流れ込みが図れそうです。
△3 マリアディオーサ(牝4、佐藤茂厩舎)は3走前のB1特選で7着に敗れた以外は連対を外さない走りが続いています。9月に入ってからは2連勝と再びリズムを上げており、重賞初挑戦でも上位争いができれば、今後が楽しみな存在になります。
△10 ファイントパーズ(牝5、加藤和義厩舎)も加賀友禅賞でルージュミラージュの2着に敗れた以外は金沢で土が付いていません。今回は2カ月ぶりで放牧明けになりますが、ルージュミラージュが後続を大きく引き離す展開になれば、再び混戦の次位争いから抜け出してきそうです。
(文/中部地方競馬記者クラブ)