斎藤修の重賞ピックアップ

【9/17名古屋・秋の鞍】北海道二冠の実力示すゴッドバロック

 ホッカイドウ競馬の二冠馬ゴッドバロックが遠征してきた。兵庫ジュニアグランプリJpnIIでも2着があり、ここまで3着以内を外していない。2歳時は1200メートルを中心に使われ、3歳一冠目の北斗盃(1600メートル)を制したときは陣営もその後の距離延長を心配していた。しかしながら2000メートルの北海優駿では3番手から抜群の手応えのまま4コーナーで先頭に立つと、追ってきたマロンソレイユを2馬身差で振り切って完勝。三冠目の王冠賞(1800メートル)では先頭に立って直線を向いたが、マロンソレイユに交わされ1馬身差で惜しくも2着だった。そのマロンソレイユは、その後大井に移籍し、仕上がり途上という状態ながら戸塚記念で2着に入った実力。マロンソレイユを物差しにすれば、ゴッドバロックは南関東の重賞でも通用する能力と思われる。しかも今回の1500メートルなら距離適性的にも能力を発揮できる舞台だ。
 浦和のニンゲンテイイナは、2歳6月の新馬戦を勝ったあと大敗が続いたが、3歳になって2勝目を挙げたあとの中央未勝利との交流でも2着で、その後、確実に力をつけてきた。東京湾カップこそ11着だったが、前走古馬B1B2特別で3着好走なら、重賞でも通用するレベルと見てよい。
 中央未勝利から名古屋移籍初戦となるのがタロ。未勝利といっても盛岡芝の条件交流も含め2着3回、3着1回。しかもコンマ数秒差という惜しいレースが何度もあった。残念ながら未勝利を脱出できず地方移籍となったが、馬主も変わっていないことから、おそらく中央に戻ることも視野にあるのではないか。
 押し出される形で△となったのが兵庫のリーガルタイム。ここまで3着以内を外していないばかりか、牡馬が出走できる2歳最初の重賞・兵庫ジュベナイルカップから3歳2月の兵庫若駒賞まで重賞で4戦連続2着。そして菊水賞、兵庫優駿でもともに3着と好走。その後C1特別とはいえ古馬相手に連勝しているだけに、ここでも勝ち負けまで狙える。
 笠松の新緑賞を制したアースジャッジ、兵庫ユースカップ、ぎふ清流カップと重賞2勝のベラジオソニックらも争覇圏。
 地区ごとの3歳世代のレベル比較という面でも興味深い一戦だ。
 ◎3ゴッドバロック
 ◯6ニンゲンテイイナ
 ▲7タロ
 △9リーガルタイム
 △12アースジャッジ
 △8ベラジオソニック
 
 秋の鞍の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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